ボラ土が発生した為、当初設計の「植生機材吹付工t=3㎝」では法面保護が不安である。
何か良い工法はないか?
ボラ土は鹿児島県と宮崎県南部に見られる特殊な土壌(軽石の層)で、
非常にもろく、養分や保水性にも乏しい土質です。
植生基材吹付では、ラス金網の重みで法面が崩れ、
発芽不良となった場合は基盤が剥離し、ラス金網がむき出しになり、
そこからボラ土が流失する恐れもありました。
そこで、ボラ土に確かな耐性と実績が多くある「キルケットM型」を提案し、
t=3㎝相当の緑化能力が備わっている「M10型」を採用していただきました。
止め具も通常使用のφ9×L200㎜ではなく、より効果の高い
D10×L300㎜を提案し、採用していただきました。
宮崎県 都城市 美川町