【自然侵入を促進】
周辺植物の侵入を促すため、法面の被覆はネットのみで行っております。大小の目合いを持つ立体構造ネットと基材袋による小段形成効果により、多くの飛来種子を捕捉することができます。
【部分的な早期緑化】
基材袋は、木本類・草本類用を分けて装着しております。草本用基材袋から牧草種を筋状に生育させることにより、初期の大きな法面侵食を防止します。また、木本類と草本類を分けて生育させることにより、木本類が大きく生長することができます。
【郷土種定着への近道】
自然侵入の促進と、部分的な早期緑化を組み合わせることにより、従来の無播種工では難しかった、自然な植生遷移を実現することができます。導入種は時間の経過と共に衰退するため、結果的に郷土種を定着させる近道になります。