河川沿いの放置してあった法面。表面がコブシ大の転石が多く不安定、一部急勾配。早期緑化したいが外来洋芝の使用不可条件あり、工法・種子配合等検討してほしい。
種子配合は在来種のみで設定しました。ただし洋芝に比べて発芽・初期生育が遅く不安定なので、表層部の不安定性を補うこともあわせて、強固なヤシネットを配したシロクマットを提案しました。さらに安定性を持たせるために、その上からラス金網を設置しました。 夏期施工であったため、施工年度は殆ど発芽・生育がみられませんでしたが、翌年より自生種もあわせて植物の被覆率がほぼ100%になりました。河川沿いであり水分条件が良好であることが幸いしました。