一見、緑化が困難な状況や、お客様の設計に応じた特殊な製品の開発にも柔軟に対応いたします。
お客様のお悩みやご要望についてヒアリングさせていただき、最適な製品を開発・提供いたします。
石灰処理をした盛土の緑化をしたい。
pHが9.0~9.5と高かったため、アルカリ矯正資材を配合することとしました。また、土壌硬度が高かったため、肥料袋を装着している切土用製品「ダブルロンケットアナコンダI-40」を使用しました。
セメント改良した盛土を緑化したいが、土が硬くなってしまい、このままでは生えそうにないです。
土壌を調査すると、土壌硬度とpHの値が問題と分かりました。
基盤材を装着した「キルケットM10」にアルカリ性を矯正する資材を配合し、製造を行いました。
施工後5か月で全面緑化することができました。
施工後1年
大山国立公園で緑化を盛土を緑化したいが、外から植物を持ち込むことが禁止されている。種子なしの製品は製造可能か。
盛土法面であったため、浸食防止効果が高く、かつ安価であるロンケットワラの種子なしを製造しました。施工後1年で徐々に現地植物が侵入しており、緑化が進んでいます。
メガソーラーの入り口を緑化したい。
短い草の種子で、安価かつ維持管理を軽減出来る工法・配合はありますか?
良質な盛土であったため、ロンケットネットのホワイトクローバー配合を提案しました。
施工後はホワイトクローバーが繁茂し、10ヶ月後でも草高15㎝程度を維持しております。
自然環境保全地域内の災害復旧工事で、無種子配合の植生マットを使用したいです。周辺の植物が侵入しやすい製品が良いのですが、対応は可能でしょうか。
ロンネット風来坊の無種子タイプを製造しました。
特殊なネットに基材袋を装着しているので、周辺の植物が侵入しやすい構造となっています。
この製品を納入し、発注者や施工業者の方に満足して頂けました。
石灰処理した土で造成した盛土法面を緑化したい。
基材袋を装着した「ロンケットDX 2型」に、アルカリ性を矯正する資材を配合。
矯正までの期間、当社オリジナルの不織布が雨滴衝撃を緩和し、地表面の侵食を防止します。
ロンタイの製品を使用したいが、国・県の発注で、要注意外来生物リストに選定されている種子(トールフェスク・オーチャードグラス・ペレニアルライグラス)が使用できなくなってきている(主に新潟県)。
「新潟県配合」として、普通配合より・トールフェスク・オーチャードグラス・ペレニアルライグラスを抜いた種子配合をご用意しております。
ワラ付製品、植生シート、植生マット、植生土のうで製造しております。
施工場所が住宅地に近い為、製品によって導入された植物による花粉症が懸念される。
当社の普通配合から花粉症の原因植物と思われるものを除いた特殊配合で製造。
河川築堤工事等で継続的にご使用して頂いております。
ダブルロンケットアナコンダI-40とロンケットエース(普通配合)のトールフェスクだけを抜くように、役所から指示された。そういった種子配合の変更は可能か。
10~14日程度の納期と特注品価格に納得していただいた上で、普通配合からトールフェスクを抜いた配合で製造致しました。
(短草配合にはトールフェスクは含まれていません。短草配合で対応が可能であれば、納期も特注品割増価格もかからない短草配合をお勧め致します。)
(参考)普通配合・短草配合の比較例
製品:ダブルロンケットアナコンダI-40
写真左:普通配合(施工後8ヶ月)
写真右:短草配合(施工後6ヶ月)
道路法面の天端や縦排水溝等の脇などに枕土のうを並べる際、合わせて緑化を行ないたい。
植生土のう「グリーンバッグ」を加工した、「枕型グリーンバッグ」を製造。22cm×60cmという規格で、土を詰めた際の運搬もしやすくなっております。
亀甲金網付で無種子タイプ、且つ岩盤に対応できる植生マットが設計にあった。
シロクマットでの対応となったが、土壌条件が悪く、繋ぎ目を極力減らすため、標準の長3m規格ではなく長10m規格のものが必要となった。
シロクマットt-20を種子無し・亀甲金網付・1m×10m規格にて製造致しました。
道路改良工事において、自然環境や生態系への影響を少なくしたい。盛土材には掘削で発生した表土を利用し、埋土種子での緑化を行ないたい。
植生成立までの期間、法面を保護する為、侵食防止効果の高い製品であることが必要。野生動物が多く生息している事から、施工後の影響を考慮し生分解型である「ロンケットオーガ 種子無し」にて対応。
積雪が懸念される現場で、ワラ菰・肥料袋・亀甲金網を装着した製品を製造して欲しい。
ロンケットオーガ肥料袋・亀甲金網付を製造。
道が狭く吹付機械の搬入が不可能なので、別の方法で緑化できないだろうか。
従来の設計を重視する目的で、ラス金網付きの植生マットを製造しました。そうすることで、お客様がお持ちのお悩みを解決することができました。
山の奥の現場であり、発注者が間伐材入りを希望。
まず、間伐材に建築廃材は含まないことを確認しました。その後より細かくチップ化し、種子・肥料と同時に間伐材チップを混入した植生シート・植生マットを製造しました。
圃場整備において、水路や道路の共用部分の草刈維持管理が高齢化に伴い大変。雑草の繁茂しない方法が無いか。
製品にセンチピードグラスを用いて雑草抑制を行ないました。
植生マットが設計に入っているが、発注者に対する提案事項として間伐材利用を掲げたい。各メーカーに間伐材利用しているマットはあるが、標準タイプの植生マット(ダブルロンケットアナコンダI-40)にて対応できないか。
植生マット(ダブルロンケットアナコンダI-40)に、間伐材を原材料とした木炭粉(土壌改良効果)をマットに使用することで対応しました。
設計上は市場単価の植生シートであるが、創意工夫として間伐材を使用したものを使いたい。
森のタローに使用されている木炭粉を、植生シートに、種子・肥料と共に投入することで、間伐材を利用した植生シートとしました。間伐材の使用量としてはそれほど多くは無いものの、間伐材を使用しているという点が発注者側からも評価され、結果的に顧客である業者の好評価につながりました。
積雪の重みにより製品がずり落ちたり、雪解けに伴う侵食に耐性をもつ製品を使用したい。
植生マットに亀甲金網とワラこもを装着した製品を製造しました。亀甲金網により製品の強度が増強され、積雪による製品のずり落ちを防止しました。さらに、ワラこもが保温性・保水性・侵食防止効果を発揮し、積雪による侵食と、種子へのダメージを軽減させることができました。
もちろん、設計時や施工時においては弊社が要件に基づき最適な種子配合をご提案させて頂きますが、参考に弊社の植生シートごとにそれぞれ対応している種子配合用(PDF)をご覧いただければイメージを掴んで頂けると思います。